われわれは子どもの心に、美しい糸をていねいに織り込まねばならない。なぜなら、いつの日か、これらの糸が世界のもろもろを包む布として織りあがことになるからだ。
エレン・ケイ「児童の世紀」の一節です。
皆さんは機織りをされたことはありますか。ちなみに機(はた)とは、糸を織りあげる、木でできたあの器械のことです。「つるの恩返し」や「天の川」の織り姫を思い出しますね。 スウェーデンなどの北欧の国々では、織物をするのが盛んです。女性の趣味としてはとてもポピュラーですし、子ども達も保育園や学校で楽しんでいます。子供用の機織りもあるのですから。
私の大好きなこの一節、皆様にお贈りいたします。
「世界のもろもろを包む布として織り上がる」大きなスケールに加えて「美しい糸を丁寧に織り込む」という繊細な表現と対比しながら読まれ、子育ての参考にされてください。 |
理事長 七役 司 |
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